筋トレする上でよく聞かれるのは
どのくらいの強さ、頻度で行うといいのかが多いと思います。
早速話していきます。
筋力強化はやや強めの力学的負荷(4~10RM*程度)をかけることにより得られます。
RM: repetition maximum の略。ある重さを何回まで反復して持ち上げることができるかということで、
1RMとは1回のみ持ち上げることができる最大の重さ)
一方、弱めの負荷を長時間かけることで筋持久力がつきます。
人を対象とした多くの実験で筋力増強に関して色々な報告がされていますが、
週2、3日程度の運動が効果的で、連日行うことはかえってマイナスとされています。
実際に強い筋力強化運動を行うと、翌日は最大筋力が低下し、翌々日に筋力が強くなります(超回復)。
筋肉は生きている組織ですから、常にその構成要素は分解と再生を繰り返しており、
適度な運動後は筋肉内のアクチン、ミオシンなどのタンパク質合成が分解を上回り、増加します。
タンパク質合成はトレーニング後、3時間後にピークとなり、その後48時間にわたってゆっくりと低下します。
しかしトレーニング翌日に続けて運動を行うと、このタンパク質合成にどのような影響があるのか、よくわかっていません。
ただ
実際に人を対象とした効果的な筋力増強に休息が必要なことは、多くの実験から確かなようです。